徳島大学の研究特集

ゲノム編集技術を活用した異種キメラブタの開発

研究期間 2020/4/1 - 2022/3/31
研究課題名 ゲノム編集技術を活用した異種キメラブタの開発
カテゴリー 研究クラスター一覧指定クラスター医学基礎バイオ生物ゲノム
SDGs 9.イノベーション
クラスター長氏名 音井 威重(バイオイノベーション研究所、教授)
所属する研究者氏名 平田真樹 バイオイノベーション研究所 講師
谷原史倫 大学院社会産業理工学研究部 特任助教
松久宗英 先端酵素学研究所 教授
池本哲也 大学院医歯薬研究部 特任准教授
研究概要

  近年、胚盤胞補完法(blastocyst complementationを用いて多能性幹細胞由来の臓器を作製する研究が進展しており、その臓器を用いた疾患メカニズムの解明、創薬、さらに移植医療への展開が期待できる成果が得られつつある。この胚盤胞補完法は,特定の臓器を欠損する遺伝子変異を持つ胚盤胞に多能性幹細胞等を注入することで,注入した幹細胞に由来する臓器を持つキメラ動物を作出する技術である。しかしながら、マウス-ラット異種間キメラによる多能性幹細胞由来臓器の作出は可能であるものの、ブタ-ヒト異種間等の系統的に遠位の組み合わせによる臓器作出には壁があり成功するには至っていない。これまで我々のグループは、CRISPR-Cas9を用いて受精卵の段階でブタの遺伝情報を簡便に書き換えるゲノム編集法(GEEP法)を用い、Pancreas duodenum homeobox 1(PDX1)遺伝子をノックアウトした膵臓組織の欠損および形成不全を示すブタの作製に成功した。本研究は、GEEP法によりPDX1遺伝子をノックアウトしたブタ胚を作成し、ブタおよびサルiPS細胞を注入後レシピエント雌に移植することにより、そのキメラ形成能を評価するとともに、同種および異種による幹細胞由来の組織・臓器の作製を目指す。

研究概要図


※画像をクリックするとPDFが開きます。

研究者の役割分担 音井 威重:研究の総括、同種・異種キメラブタの作製
平田 真樹:キメラ組織の評価
谷原 史倫:GEEP法を活用したキメラブタ受精卵作製法の確立
松久 宗英:キメラブタの内分泌機能評価
池本 哲也:膵島細胞の評価
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