徳島大学研究クラスターの研究や支援について

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研究クラスターについて

→1.趣旨

→2.意義、目的

→3.ミッション実現クラスター

→4.インキュベーションクラスター

1. 研究クラスターの趣旨

 徳島大学では、「自主と自律の精神に基づき、真理の探究と知の創造に努め、卓越した学術及び文化を継承し向上させ、世界に開かれた大学として、豊かで健全な未来社会の実現に貢献する。」ことを理念としています。また、第4期中期目標期間において、社会の変化やSDGsの課題に対応し、持続可能でインクルーシブな社会、多様性にあふれる社会の実現に向けて本学の強みを活かし、教育・研究を充実・強化するとともに、先端医療の推進や産学官連携を通じて地域創生をリードすることを基本方針として掲げています。
 これらの理念や基本方針の実現に向けた研究を推進するためには、学部や研究分野を超えた横断的研究を行うなど、大学として新たなイノベーション創出ができる環境を作る必要があります。そのため、分野を超えた複数の研究者からなる研究集団(研究クラスター)を組織し、研究費を効果的に配分するとともに、本学の理念実現に貢献できる研究を選定・支援する体制を構築することとしました。
 本制度により、更なる発展が見込まれる研究や社会実装されうる研究を、重点的かつ戦略的に支援することで、効果的で社会的なインパクトの創出を目指したいと考えています。 

※参考:2023_大学研究クラスター募集要領.pdf (PDF 625KB)

2. 研究クラスターの意義、目的

 地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージ(令和5年2月改定)では、地域の中核大学には、「グローバルな課題への対応」と「国内の社会構造の改革」に向けて、「知と人材の集積拠点」である多様な大学等の力を伸ばし、活躍を促進するとともに、特定分野の高い研究力強化、人材育成や産学連携活動を通じた地域の経済社会、日本や世界の課題解決への貢献のために、地域中核・特色ある大学が強みを最大限に活かし、発展できるよう大学のミッション・ビジョンに基づく戦略的運営の実現が求められています。
 徳島大学では、本学のミッション実現の更なる加速のために、研究クラスター制度に研究戦略の目標として、「大学間連携」、「産官学連携」、「国際連携」、「若手育成」、「研究拠点形成」を掲げ、各項目を達成するため本学の強みとして実績のある「光工学」、「免疫・慢性炎症」、「食・栄養」、「創薬・合成化学」、「がん」、「防災」※1 を重点研究領域として設定しました。また、この領域を取りまとめるPM ※2 を任命したミッション実現クラスターを設置するとともに、ミッション実現クラスターと融合し、社会実装や基礎研究の更なる推進を目指す研究課題や新たな重点研究領域の創成につながる萌芽的・独創的な研究課題をインキュベーションクラスターとして設置し、ミッションが実現することを期待しています。

※1 重点研究領域「防災」
令和5年度から、将来の徳島地域における大規模災害を想定し、社会的なニーズも非常に高く、本学の特徴となり得る「防災」を重点研究領域として新たに設定するとともに、当該領域に令和4年度インキュベーションクラスターとして採択した「防災クラスター」を新たなミッション実現クラスターとして設置。

※2 PM(プログラムマネージャー)
技術革新につながる挑戦的な研究開発を推進するためには、個々の組織に閉じることなく、優れた技術を国内外から採り入れ、より高い研究開発目標を達成することが必要となる。そのため、研究開発構想を立案し、優れた研究シーズや研究者を目利きし、分野や組織を超えて複数のプロジェクトを束ねたプログラムを編成することができる人物。

本学における第4期中期目標期間のミッションの詳細は、
https://www.tokushima-u.ac.jp/about/concept/medium_plan/ に記載

3.ミッション実現クラスター

 今後、このクラスター制度を、これまでの取り組みを継続しつつミッションの実現へと連動させるため、研究戦略の目標として、「大学間連携」、「産官学連携」、「国際連携」、「若手育成」、「研究拠点形成」を掲げ、各項目を達成するため徳島大学の強みとして優れた実績のある「光工学」、「免疫・慢性炎症」、「食・栄養」、「創薬・合成化学」、「がん」、「防災」の6つを重点研究領域として設定しました。またその領域における、優れた研究実績を有する研究者をPMに任命するとともに、それぞれの領域にミッション実現クラスターを設置し、ミッションの実現を期待することとしました。misson.png

重点研究領域一覧
 (各研究課題をクリックすると、それぞれの詳細を確認可能)

光工学
安井武史PM シームレスな光イノベーションを創出する次世代光技術
免疫・慢性炎症
安友康二PM 慢性炎症の理解と操作
食・栄養
竹谷豊PM  プレシジョン栄養学の研究基盤確立を目指す食と栄養研究クラスター
創薬・合成化学
難波康祐PM 医薬・農薬・診断薬に展開可能な鍵物質創製
がん
西岡安彦PM がんの生存戦略の理解と刷新
防災
馬場俊孝PM 大規模自然災害からのインクルーシブ避難の実現

4.インキュベーションクラスター

 社会実装や基礎研究の更なる推進を目指す研究課題又は新たな重点研究領域の創成につながる、萌芽的・独創的な研究課題を支援する『インキュベーションクラスター』を、学内公募により選定し、設置しています。これらクラスターは前述のミッション実現クラスターとも連携することとしており、他研究機関、企業等からの参画の奨励や若手(博士後期課程学生含む)・女性研究者の積極的な参画を促進することで、新たな強みとなる研究課題を発掘し、発展的・持続的な展開と将来の大型外部資金獲得を目指します。
 

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