徳島大学の研究特集

【終了】食品成分による食品用器材への微生物初期付着抑制と応用 ―食環境の微生物制御(バイオフィルム形成抑制)を目指して―

研究期間 2020/4/1 - 2023/3/31
研究課題名 【終了】食品成分による食品用器材への微生物初期付着抑制と応用 ―食環境の微生物制御(バイオフィルム形成抑制)を目指して―
カテゴリー 全てのクラスター研究クラスター一覧登録クラスター終了した研究クラスターバイオ食品
SDGs 3.保健 12.生産・消費
応募課題
クラスター長氏名 金丸 芳(大学院社会産業理工学研究部、生物資源産業学域、教授)
所属する研究者氏名 田中保 社会産業理工学研究部 生物資源産業学域 教授 衛生薬学
平田章 社会産業理工学研究部 理工学域 准教授 
川上竜巳 社会産業理工学研究部 生物資源産業学域 准教授 微生物資源利用学
林順司 社会産業理工学研究部 生物資源産業学域 助教 酵素化学
研究概要

加工調理場、加工機器、食器材、食事場所などの食環境において有害微生物が混入することは食中毒の原因となる。近年、有害微生物を完全に殺菌する方法から、有害微生物の混入防止、付着除去、増殖抑制などを行う方法へと衛生管理の技法や考え方も変革している。食環境、特に食品製造現場では、食品用器材へ有害微生物が付着し、増殖・定着することにより、バイオフィルム形成に繋がる。一度形成されたバイオフィルムは除去が困難である。そこで、バイオフィルムに繋がる細菌付着を初期の段階で阻止することができれば、製造現場由来の食中毒は低減すると考える。当クラスターは、付着抑制剤の開発、特に、人体に入っても安全な有効成分を用いた製剤を開発することが目的である。そこで、食品成分による食品用器材への微生物初期付着抑制を検討する。現在、ステンレスやガラス素材は大腸菌の付着が著しいことを確認しており、その付着を抑制する成分も数種見出している。今後は、微生物の付着機構や付着要因と機能を解明し、抑制活性の顕著な有効成分について付着抑制する機構を検討するとともに、有効成分の有用性を高める方法を見出す。有効成分の特徴を活かし、現場での仕様に適合する薬剤を開発する。

研究概要図


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研究者の役割分担 金丸芳:食品成分の有効性評価・機能解析・論文作成・研究総括
田中保:有効成分の抑制機構解析・製剤の開発
平田章:有効成分の単離同定・抑制要因解析
川上竜巳:付着要因と機能の解析
林順司:付着機構の解析・有効成分のスクリーニング
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