研究期間 | 2021/4/1 - 2024/3/31 |
研究課題名 | 【終了】軟部肉腫患者におけるelectronic patient-reported outcomeモニタリングシステムの開発 |
カテゴリー | 全てのクラスター、研究クラスター一覧、登録クラスター、医学、終了した研究クラスター、臨床、工学、情報 |
SDGs | 3.保健 9.イノベーション |
応募課題 | |
クラスター長氏名 | 土岐 俊一(大学院医歯薬学研究部、運動機能外科学、助教) |
所属する研究者氏名 | 西庄俊彦(大学院医歯薬学研究部 脊椎関節再建外科学 特任准教授) 西良浩一(大学院医歯薬学研究部 運動機能外科学 教授) 谷岡広樹(情報センター 講師) |
研究概要 | 近年、がん治療の進歩により長期生存が可能となり、患者の生活の質(quality of life: QoL)が注目されるようになってきた。また、スマートデバイスの幅広い世代への普及を背景に、電子的手法による患者報告アウトカム尺度(electronic patient reported outcome: ePRO)システムの開発が2000年代より欧米中心に進められ、有望視されている。特に進行期がん患者を対象としたePROを用いた症状モニタリング研究では、生存期間延長やQoL改善等の効果が報告されている。 本研究では、本邦薬物療法施行中の軟部肉腫患者を対象とするePROモニタリングシステムを開発、その妥当性や信頼性を評価し、その先の臨床応用のための基盤情報を得ることを目的とする。症例登録期間は約2年間、症例数は30〜40例を計画している。四国内での前向き多施設共同観察研究を立案し、診療中の被験者をリクルート、腫瘍・治療情報、モニタリングデータ、QoL質問票結果等を収集する。主要評価項目として調査コンプライアンス、また副次評価項目として健康関連QoL、患肢機能評価、全生存期間等を設定し、統計解析および探索的サブグループ解析を行う。 これまで軟部肉腫は、希少がん故に臨床のエビデンス構築や治療薬開発が進み難い悪性腫瘍であった。本研究による質の高いデータの蓄積は、ePROモニタリングシステムの実用化、即ち患者利益・治療アウトカムの向上に大きな意義がある。 |
研究概要図 | |
研究者の役割分担 | 土岐俊一:研究立案、システム開発(産学連携)、データ収集(患者診療)、研究統括 西庄俊彦:研究立案、システム開発(産学連携)、データ収集(患者診療) 西良浩一:スーパーバイザー 谷岡広樹:システム開発(プログラミング、産学連携)、データ精製・統計解析 |