徳島大学の研究特集

【終了】webを活用したマルチモーダルな感性情報処理と人工知能によるうつ状態・不安状態の検出

研究期間 2021/4/1 - 2024/3/31
研究課題名 【終了】webを活用したマルチモーダルな感性情報処理と人工知能によるうつ状態・不安状態の検出
カテゴリー 全てのクラスター研究クラスター一覧登録クラスター医学終了した研究クラスター臨床保健工学情報理学数学物理学
SDGs 3.保健 9.イノベーション
応募課題
クラスター長氏名 沼田 周助(大学院医歯薬学研究部、精神医学分野、准教授)
所属する研究者氏名 沼田 周助(大学院医歯薬学研究部精神医学分野 准教授)
中瀧 理仁(徳島大学病院精神科神経科講座 講師)
井﨑 ゆみ子(徳島大学キャンパスライフ健康支援センター 教授)
任 福継(大学院社会産業理工学研究部知能情報系 教授)
松本 和幸(大学院社会産業理工学研究部知能情報系 准教授)
山本 哲也(大学院社会産業理工学研究部社会総合科学域人間科学系 准教授)
岩佐 武(大学院医歯薬学研究部 教授)
阿部 正美(大学院医科学教育部 博士課程)
研究概要

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行は、国民の日常生活、行動、経済、健康等に影響を及ぼし、幅広い年齢層にメンタルヘルスの問題を引き起こしている。本邦の一般人を対象とした調査では、約70%の方が「抑うつ」「孤独感」を感じており、大学生を対象とした調査では、約30%の学生が「やる気が起きない」「ストレスを感じている」と報告されている。医療従事者を対象とした調査では、多くの職員が心理的変化を自覚し、抑うつ症状、不安症状、不眠、精神的苦痛などの精神的不調を認めたと報告されている。これらの精神的不調を早期に簡便に同定し、早期に医療機関受診につなげることは重要である。

 新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、webを介しての情報交換・会議・授業が職場や学校で推し進められている。本研究では、webを介した画像・音声・言語情報を取得し、人工知能アルゴリズムを用いてうつ状態や不安状態を推察するアプリ・装置の開発を目指している。精神疾患を専門とする精神医学分野の沼田准教授、大学生のメンタルヘルスを担うキャンパスライフ健康支援センター井﨑教授、顔画像・音声・言語情報から感情を抽出・統合して人の気持ちを推察する技術を開発した知能情報系の任教授、人工知能アルゴリズムと先端的ウエアブルデバイスを融合して心身状態の理解・予測する技術を開発している社会総合科学域人間科学系の山本准教授が、得意分野の技術・知識を融合させて本研究を行う。任教授のマルチモーダルな感性情報処理技術は特許を申請中であり,本研究は徳島大学の独自性が高く、その研究成果は社会貢献性が高い

研究概要図


※画像をクリックするとPDFが開きます。

研究者の役割分担 沼田周助・中瀧理仁:研究に参加する医療従事者・うつ病患者・不安障害患者のリクルート、精神症状の評価、心理検査
井﨑ゆみ子:大学生へのアンケート調査、研究に参加する大学生のリクルート
任福継・松本和幸:顔画像・音声・言語情報から感情を抽出・統合して人の気持ちを推察する感性情報処理技術の確立
山本哲也:感性情報処理技術で取得したビックデータの人工知能アルゴリズムへの応用
岩佐武・阿部正美:研究補助
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