徳島大学の研究特集

1q増幅がもたらす腫瘍の進展・難治性病態の解明とその克服のための新規治療薬の創出

研究期間 2022/10/20 - 2025/3/31
研究課題名 1q増幅がもたらす腫瘍の進展・難治性病態の解明とその克服のための新規治療薬の創出
カテゴリー 全てのクラスター研究クラスター一覧登録クラスター医学基礎臨床薬学創薬
SDGs 3.保健
応募課題

ミッション実現クラスターと融合し、社会実装や基礎研究の更なる推進につながる研究課題

創薬・合成化学

がん

クラスター長氏名 原田 武志(大学院医歯薬学研究部、医学域、准教授)
所属する研究者氏名 大口 裕人 (熊本大学 生命資源研究・支援センター 疾患エピゲノム制御分野・准教授)
松下 洋輔 (先端酵素学研究所 ゲノム制御学分野・助教)
日浅 雅博 (大学院医歯薬学研究部・歯学域・口腔顎顔面矯正学分野・准教授)
寺町 順平 (岡山大学 大学院医歯薬学総合研究科・口腔機能解剖学分野・准教授)
冨永 辰也 (大学院医歯薬学研究部・医学域・生体機能解析学分野・准教授)
中山 淳  (大阪公立大学 大学院理学研究科化学専攻・分子変換学研究室・講師)
中尾 允泰 (大学院医歯薬学研究部・薬学域・分子創薬化学分野・講師)
小迫 英尊 (先端酵素学研究所・細胞情報学分野・教授)
片桐 豊雅 (先端酵素学研究所・ゲノム制御学分野・教授)
佐野 茂樹 (大学院医歯薬学研究部・薬学域・分子創薬化学分野・教授)
安倍 正博 (大学院医歯薬学研究部・医学域・血液・内分泌代謝内科学分野・教授)
研究概要

悪性腫瘍は、染色体・遺伝子異常が蓄積することで、発症・進展し、難治性を獲得する。しかし、その遺伝子異常の多くは、未だ克服できる治療戦略が開発されていない。1番染色体長腕 (1q) 増幅は、乳癌や白血病を含めた複数の疾患で進展・難治性因子として報告されている。多発性骨髄腫は、エピゲノム変化と二次性のゲノム異常を獲得し、骨髄を腫瘍増殖に有利な微小環境にリモデリングし、骨病変を形成しながら進展する難治性造血器疾患であるが、その病態にも1q増幅が密接に関わっている。新薬創製とがん治療の刷新を目標に掲げる本研究クラスターでは、腫瘍増殖と骨代謝・腫瘍微小環境の制御機構との関わりを含めた統合的なアプローチを行い、1q増幅に対する治療法の開発を手掛け、「創薬・合成化学」および「がん」領域のミッション実現クラスターとの融合を目指す。

研究概要図


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研究者の役割分担 原田 武志:腫瘍細胞および骨髄微小環境に関する解析、新規合成化合物の作用検討、研究全体の統括
大口 裕人:ChIP-seq解析、エピゲノム関連研究の統括
松下 洋輔:RNA-seq解析
日浅 雅博:骨代謝・骨髄微小環境に関する解析、新規合成化合物の作用検討
寺町 順平:骨代謝・骨髄微小環境に関する解析、新規合成化合物の作用検討
冨永 辰也:エクソソーム抽出
中山 淳:新規化合物の合成
中尾 允泰:新規化合物の合成
小迫 英尊:プロテオーム解析
片桐 豊雅:腫瘍細胞の研究全般および網羅的解析の監修
佐野 茂樹:合成化合物の監修
安倍 正博:腫瘍細胞および骨代謝・骨髄腫微小環境に関する研究全体の監修
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