徳島大学の研究特集

ミオパチー診断クラスター

研究期間 2022/10/20 - 2025/3/31
研究課題名 ミオパチー診断クラスター
カテゴリー 全てのクラスター研究クラスター一覧登録クラスター医学基礎臨床
SDGs 3.保健 9.イノベーション
応募課題

ミッション実現クラスターと融合し、社会実装や基礎研究の更なる推進につながる研究課題

免疫・慢性炎症

クラスター長氏名 阪上 浩(大学院医歯薬学研究部、医学域、教授)
所属する研究者氏名 阪上 浩(徳島大学大学院医歯薬学研究部・教授・代謝栄養学分野)
堤 理恵(徳島大学大学院医歯薬学研究部・講師・代謝栄養学分野)
黒田 雅士(徳島大学大学院医歯薬学研究部・助教・代謝栄養学分野)
川上 歩花(徳島大学大学院医歯薬学研究部・うずしおスカラー・代謝栄養学分野)
斎野 容子(徳島大学大学院医歯薬学研究部・癌研有明病院在籍社会人大学院生・代謝栄養学分野)
大藤 純(徳島大学大学院医歯薬学研究部・教授・救急集中治療部学分野)
西岡 安彦(徳島大学大学院医歯薬学研究部・教授・呼吸器・膠原病内科学分野)
松久 宗英(徳島大学先端酵素学研究所・教授・糖尿病診療分野)
研究概要

申請者らは、敗血症患者おいて、蛋白質分解酵素であるカルパインの活性化とそれに伴うタイチン分解および尿中への放出が生じていること、さらには尿中タイチン濃度上昇が骨格筋萎縮の早期バイオマーカーになることを見出した(概念図参照)。急性期疾患のみならず生活習慣病などの各種病態によるサルコペニア予防に対する革新的な技術開発を目的に、異化亢進に応答した代謝制御メカニズムを明らかにすることによって、生命維持機構において異化亢進に対する新しい見解を与え、尿中タイチン測定の臨床応用への可能性を検討する(背景・目的)。そのため、免疫・慢性炎症ミッション実現クラスターと融合を目指し、ミオパチー・骨格筋萎縮における代謝変動とカルパイン活性・骨格筋タイチン分解機構を解明し、同時に筋蛋白質異化と代謝産物の意義を検討する。さらに各種病態における代謝変動機構が生命維持機構に与える臨床的意義を検証する(計画)。

研究概要図


※画像をクリックするとPDFが開きます。

研究者の役割分担 クラスター長の阪上浩は研究を統括し、新しい代謝の模型図を作成する。堤理恵はタイチン分解機構・カルパイン活性化機構の研究を実施、黒田雅士はタイチンの生化学分析・タイチンの質量分析・メタボローム解析、川上歩花はタイチン測定・統計解析、斎野容子はタイチンの手術侵襲ミオパチーへの診断検証をがん研究所有明病院で実施する。大藤純は重症疾患ミオパチーでのタイチンの診断検証を実施、西岡安彦はタイチンのステロイドミオパチーの診断検証、松久宗英は糖尿病への運動療法の介入研究でのタイチンの診断検証、島袋充生は福島県の糖尿病コフォート研究におけるタイチンのミオパチーの予測診断検証を実施する。神戸学院大学の松尾雅文は尿中タイチン簡易測定法を確立させる。
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