研究期間 | 2023/10/1 - 2026/3/31 |
研究課題名 | 異常タンパク質の凝集・伝播を標的とする中枢神経変性疾患に対する革新的な核酸医薬シーズの開発 |
カテゴリー | 全てのクラスター、研究クラスター一覧、インキュベーションクラスター、登録クラスター、医学、基礎、臨床、薬学、創薬、工学、材料 |
SDGs | 3.保健 9.イノベーション |
応募課題 |
免疫・慢性炎症 創薬・合成化学 がん |
クラスター長氏名 | 金沢 貴憲(大学院医歯薬学研究部、薬学域、教授) |
所属する研究者氏名 | 金沢 貴憲(大学院医歯薬学研究部・薬学域・教授/薬物治療学) 和泉 唯信(大学院医歯薬学研究部・医学域・教授/脳神経内科学) 森野 豊之(大学院医歯薬学研究部・医学域・教授/遺伝情報医学) 安藤 英紀(大学院医歯薬学研究部・薬学域・准教授/薬物動態制御学) 田良島 典子(大学院医歯薬学研究部・薬学域・准教授/核酸創薬化学) 茂谷 康(先端酵素研究所・准教授/分子細胞生物学・免疫学) 藤田 浩司(大学院医歯薬学研究部・医学域・講師/脳神経内科学) 高田 春風(大学院医歯薬学研究部・薬学域・特任助教/薬物動態制御学) 月本 準 (大学院医歯薬学研究部・薬学域・特任助教/核酸創薬化学) 松尾 菜々(大学院薬学研究科・博士課程/薬物動態制御学)【うずしお】 福田 翔一郎(大学院薬学研究科・博士課程/薬物動態制御学)【うずしお】 野木 雄平(大学院薬学研究科・博士前期課程/核酸創薬化学)【博士後期課程進学予定】 |
研究概要 | 本研究では、独自技術である経鼻投与により脳内に効率的に薬物送達できるNose-to-Brainミセル技術(金沢)を基盤とした創薬技術(核酸化学技術:田良島、イオン液体技術:安藤)の結集による、中枢神経変性疾患に対する革新的な核酸ナノ医薬を開発する。本核酸ナノ医薬は、非侵襲的な投与剤形(経鼻投与)により、血液脳関門バリアを回避して、中枢神経変性疾患の病態進行(異常タンパク質の脳内伝播)に深く関与する嗅球・脳幹部に到達して異常タンパク質凝集関連分子(森野・茂谷)の遺伝子制御を可能とする世界初の核酸医薬シーズとなる。本クラスターにより、特許取得や医師主導治験(和泉)に必要な基礎データを取得するとともに、本シーズの応用展開として、ミッション実現クラスターとの融合により、脳腫瘍(がん)および神経免疫疾患(免疫・慢性炎症)の治療の実現を目指す。 |
研究概要図 | |
研究者の役割分担 | A. 「中枢神経変性疾患に対する革新的な核酸ナノ医薬」基幹技術開発Gr ○金沢 貴憲(薬物治療学)<研究統括・クラスター長>:全体統括、人工核酸搭載Nose-to-Brainミセル(核酸ナノ医薬)の設計と評価 ○安藤 英紀(薬物動態制御学):Nose-to-Brain送達を向上させるイオン液体送達技術の開発 ○田良島 典子(核酸創薬化学):4‘-チオ核酸を基盤とする人工核酸の創製 □野木 雄平(核酸創薬化学):人工核酸分子の合成と物性評価 B. 中枢神経変性疾患に対する治療標的探索Gr ○森野 豊之(遺伝情報医学):異常たんぱく質の凝集機構に着目した疾患治療標的分子の探索 ○茂谷 康(分子細胞生物学・免疫学):凝集異常タンパク質をトリガーとするSTING炎症シグナル制御に基づく治療標的分子の探索 ○月本 準(核酸創薬化学):標的検証のための人工核酸の創製 C. 核酸ナノ医薬シーズの有効性・安全性評価Gr ○金沢 貴憲(薬物治療学)<研究統括・クラスター長>:病態モデルマウスの確立と核酸ナノ医薬の有効性と安全性の評価 ○安藤 英紀(薬物動態制御学):神経細胞を用いた核酸ナノ医薬の安全性の評価 (うずしおスカラー学生の指導) □松尾 菜々(薬物動態制御学・博士課程)【うずしお】:神経細胞を用いた核酸ナノ医薬の安全性の評価 ○高田 春風(薬物動態制御学):核酸ナノ医薬の鼻粘膜透過性・脳内・体内分布の評価(うずしおスカラー学生の指導) □福田 翔一郎(薬物動態制御学・博士課程)【うずしお】:核酸ナノ医薬の経鼻投与による標的遺伝子発現変動の評価 D. 医師主導治験準備Gr ○和泉 唯信(脳神経内科学):核酸ナノ医薬の医師主導試験に向けた準備 ○藤田 浩司(脳神経内科学):核酸ナノ医薬の医師主導試験に向けた準備 |