徳島大学の研究特集

南海トラフ巨大地震の被災者への新しい生活再建支援方法に関する研究 ~巨大災害でも誰一人取り残さないインクルーシブ支援~

研究期間 2023/10/2 - 2026/3/31
研究課題名 南海トラフ巨大地震の被災者への新しい生活再建支援方法に関する研究 ~巨大災害でも誰一人取り残さないインクルーシブ支援~
カテゴリー 全てのクラスター研究クラスター一覧登録クラスター工学建設情報人文・社会科学人材育成地域貢献
SDGs 1.貧困 3.保健 5.ジェンダー 11.都市 17.実施手段
応募課題

ミッション実現クラスターと融合し、社会実装や基礎研究の更なる推進につながる研究課題

防災

クラスター長氏名 上月 康則(環境防災研究センター、教授)
所属する研究者氏名 井若 和久(人と地域共創センター,学術研究員,地域防災学)
松重 摩耶(大環境防災研究センター,助教,環境・防災の教育工学)
湯浅 恭史(大環境防災研究センター,講師,復旧・復興学)
研究概要

近年,被災者一人ひとりに寄り添う災害ケースマネジメント(DCM)が各被災地で実施され始め,生活困窮から被災者を救い出す最も高度な被災者支援方法の一つだと言われている。南海トラフ巨大地震で約半数の県民が避難者になると想定されている徳島県では,他自治体に先駆けてDCMが制度化され,その先進性には高い評価がなされた。しかし,被災するとDCM実施者(支援者)は極度に不足するため,県外への被災者の大量流出と急速な高齢化を止めることはできず,消滅する地域が各地に発生する恐れがある。

そこで,本研究では,徳島県でも実施可能な全く新しいDCM方法を見いだし,実制度化させる。まずこの3年間ではその端緒となる,➀国内外のDCM事例収集と分析,②支援者不足を補うDX技術の開発,③被災者を減らすための教育プログラムの開発,④関係者ネットワークづくりを行う。

研究概要図


※画像をクリックするとPDFが開きます。

研究者の役割分担 上月 康則(環境防災研究センター、教授):研究統括,課題⑤DCMの実装に向けたPDCA&連携
井若 和久(人と地域共創センター,学術研究員,地域防災学):課題④DCM関係者のネットワークづくり
松重 摩耶(大環境防災研究センター,助教,環境・防災の教育工学):課題➀DCM事例収集と分析(平成30年西日本豪雨被災者での愛媛県大洲市)
湯浅 恭史(大環境防災研究センター,講師,復旧・復興学):課題③支援者養成および想定被災者への教育プログラムの開発
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