徳島大学の研究特集

光を駆使した胚発生・組織形成を操作する技術の創出

研究期間 2024/10/1 - 2027/3/31
研究課題名 光を駆使した胚発生・組織形成を操作する技術の創出
カテゴリー 全てのクラスター研究クラスター一覧インキュベーションクラスター登録クラスター医学基礎工学光応用バイオ生物ゲノムバイオ理学化学物理学
SDGs 3.保健 9.イノベーション
応募課題

ミッション実現クラスターと融合し、社会実装や基礎研究の更なる推進につながる研究課題

光工学

現状ではミッション実現クラスターとは直接リンクしないが、新たな重点研究領域につながる、萌芽・独創的な研究課題

クラスター長氏名 福井 一(先端酵素学研究所、生体力学シグナル分野、准教授)
所属する研究者氏名 高岡 勝吉(先端酵素学研究所 准教授)
片山 哲郎(ポストLEDフォトニクス研究所 助教)
Ramli(先端酵素学研究所 博士研究員)
研究概要

生命体は高度に階層化されたシステムである。細胞を機能単位として、組織、臓器が機能し、さらに全階層の集合体として個体が機能する。これらの階層は機能的に連関し、そのネットワークは分子から個体へ階層を経るごとに複雑化する。多階層性を持ち、複雑に機能する生体の動作原理に根差した発生学を理解するためには、それぞれの階層の構成要素を特異的かつ非侵襲的に操作することが必要である。近年、光遺伝学ツールの発達により、局所の遺伝子レベルでの操作が可能になってきた。また、光技術は遺伝子操作だけに留まらず、力や細胞外環境など、ゲノムには書き込まれない情報を操作することも可能である。本課題では、生体組織への影響性が低く、かつ組織透過性が高い光に着目し、生体を構成する様々な階層の構成要素を操作する光学技術の創出を目指す。

研究概要図


※画像をクリックするとPDFが開きます。

研究者の役割分担 福井 一(先端酵素学研究所・生体力学シグナル分野・准教授):研究の統括、光による細胞外環境操作によるゼブラフィッシュ組織形成研究
高岡 勝吉(先端酵素学研究所・発生生物学分野・准教授):新規光遺伝学操作法を活用したマウス胚発生研究
片山 哲郎(ポストLEDフォトニクス研究所・光基礎研究部門・助教):個体発生解析にむけた光学技術操作デバイスの開発
Ramli(先端酵素学研究所・生体力学シグナル分野・博士研究員):光操作を可能とする生物学的ツールの開発
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