徳島大学の研究特集

深紫外光励起で可視光発光するペロブスカイト型酸化物蛍光体材料による可視化技術

研究期間 2024/10/1 - 2027/3/31
研究課題名 深紫外光励起で可視光発光するペロブスカイト型酸化物蛍光体材料による可視化技術
カテゴリー 全てのクラスター研究クラスター一覧インキュベーションクラスター登録クラスター医学基礎歯学工学電気電子機械光応用材料理学化学物理学
SDGs 3.保健 4.教育 6.水・衛生 7.エネルギー 9.イノベーション
応募課題

ミッション実現クラスターと融合し、社会実装や基礎研究の更なる推進につながる研究課題

光工学

クラスター長氏名 大石 昌嗣(大学院社会産業理工学研究部、理工学域、准教授)
所属する研究者氏名 大石 昌嗣(大学院社会産業理工学研究部機械科学系・准教授・電気化学,無機固体材料,分光測定)
江本 顕雄(ポストLEDフォトニクス研究所・特任准教授・電子デバイス,電子機器)
森賀 俊広(大学院社会産業理工学研究部応用化学系・教授・無機材料化学)
八木下 史敏(大学院社会産業理工学研究部応用化学系・准教授・光化学)
保坂 啓一(大学院医歯薬学研究部・教授・歯学)
尾上 知也 (大学院先端技術科学教育部・物質生命システム工学専攻・博士課程)
前川 泰輝 (大学院先端技術科学教育部・物質生命システム工学専攻・博士課程)
内海 雄太 (大学院医歯薬学研究部・口腔科学専攻・博士後期課程)
沖 若菜 (大学院医歯薬学研究部・口腔科学専攻・博士後期課程)
郡 悠太郎 (理工学部・機械科学コース・学部4年)
研究概要

我々が開発した新規ペロブスカイト型酸化物蛍光体材料の励起波長がUV波長に対応し,さらにUV波長に依存して発光強度変化する.このようなとても特異的な新規ペロブスカイト型酸化物材料の発光特性を応用することで,蛍光体材料を紫外光波長同定素子として用いることができることを新たに見出した.本技術について特許出願「特願2023-115197」(20237月)し,また新規蛍光体材料の発光メカニズムについて学術論文(Inorganic Chemistry 63, 5865-5871, 2024)として報告した.この蛍光体材料の新規技術を用いることで,見えない光であるUVの波長を定量化することができる.本技術の社会実装を目指して,UV波長同定分光器,そして高性能UVカメラを可視化(カラー化)する.また,我々の開発した蛍光体材料を含有させることで歯科治療用コンポジットレジンの可視化を達成し,歯科医療の改善,例えば過剰な虫歯治療を抑制することができるようになる.本研究は,ミッション実現クラスター(光工学)と融合することで,機械,化学,光化学,歯学の融合による研究開発を実施し,ペロブスカイト型酸化物蛍光体材料を用いた紫外線波長可視化技術の社会実装を目指す.

研究概要図


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研究者の役割分担 大石 昌嗣(徳島大学大学院社会産業理工学研究部機械科学系・准教授):深紫外光で励起する無機固体蛍光体の開発.
江本 顕雄(徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所・特任准教授):紫外光の波長同定可能カメラの開発.
森賀 俊広(徳島大学大学院社会産業理工学研究部応用化学系・教授):無機固体蛍光体の分光光度評価.
八木下 史敏(徳島大学大学院社会産業理工学研究部応用化学系・准教授):無機固体蛍光体の発光特性評価.
保坂 啓一(徳島大学大学院医歯薬学研究部・教授・歯学):可視化コンポジットレジンの開発
内海 雄太 (徳島大学大学院医歯薬学研究部・博士後期課程) :可視化コンポジットレジンの開発
沖 若菜 (徳島大学大学院医歯薬学研究部・博士後期課程) :可視化コンポジットレジンの開発
郡 悠太郎 (理工学部・機械科学コース・学部4年):無機固体材料の合成,検出素子の作製.
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