研究期間 | 2018/4/1 - 2019/3/31 |
研究課題名 | 【終了】マルチプレックスPCRイムノクロマト法をプラットフォームとした「テーラーメイド病原微生物検出システム」の開発 |
カテゴリー | 全てのクラスター、研究クラスター一覧、登録クラスター、医学、終了した研究クラスター、保健、バイオ、生物、バイオ |
SDGs | |
応募課題 | |
クラスター長氏名 | 田端 厚之(大学院社会産業理工学研究部、生物資源産業学域、講師) |
所属する研究者氏名 | 宮脇克行(大学院社会産業理工学研究部 生物資源産業学域 准教授) 長宗秀明(大学院社会産業理工学研究部 生物資源産業学域 教授) |
研究概要 | 本研究クラスターでは、簡便・迅速・高感度なPCRイムノクロマト法による微生物検出・同定システムを構築し、その性能について評価を行う。従来のシングルターゲット検出系をベースとし、特許技術「二重標識融合PCRイムノクロマトグラフィー」を用いた多形質同時検出技術や、複数の検出対象を同時に検出することができるマルチターゲット検出系も取り入れ、対象微生物の多数化および多様化に対応できるPCR検出システムの構築を行っている。このシステムは、PCRに用いるプライマーを変更することによって、標的とする微生物を自在に変更できる汎用性の高い「テーラーメイド型システム」という特徴があり、様々な分野での利用や展開が期待されている。その一展開として、植物工場での農作物栽培時に問題となる植物病原菌の検出システムの構築を企図して研究クラスターを構成し、これまでにマルチターゲットの検出に対応したPCRイムノクロマトシステムの構築とその評価を行うと共に、検出対象の植物病原菌を選定した。本年度以降も、引き続き植物工場における植物病原菌モニタリングシステムの構築を目指し、検出対象病原菌のマーカー遺伝子の探索やプライマー設計を行って、対象とする複数の植物病原菌を特異的に同時検出するPCR条件の確立その性能評価を行う。その後、実際に現場から採取したサンプルを用いて構築したシステムの性能評価を行うと共に、迅速且つ簡便な検出システムであるイムノクロマト紙を用いた検出法への展開と実用化に向けた検討についても行う。 |
研究概要図 | |
研究者の役割分担 | 田端厚之:研究の統括、マーカー遺伝子の探索とPCR条件の確立 宮脇克行:植物工場におけるシステムの性能評価・実証試験など 長宗秀明:イムノクロマトシステムの最適化 |