徳島大学の研究特集

二本鎖RNA制御を基軸とした腫瘍進展機構の可視化と包括的治療法の開発

研究期間 2026/4/1 - 2029/3/31
研究課題名 二本鎖RNA制御を基軸とした腫瘍進展機構の可視化と包括的治療法の開発
カテゴリー 全てのクラスター研究クラスター一覧インキュベーションクラスター(一般枠)登録クラスター医学基礎臨床バイオ生物ゲノム
SDGs 3.保健 9.イノベーション
応募課題

慢性炎症研究

クラスター長氏名 原田武志(大学院医歯薬学研究部、医学域、准教授)
所属する研究者氏名 大口裕人(熊本大学 生命資源研究・支援センター 疾患エピゲノム制御分野・准教授)
三田貴臣(名古屋市立大学大学院 医学研究科 生体総合医療学講座 血液・腫瘍内科学分野・准教授、シンガポール国立大学・癌科学研究所 客員准教授)
國崎祐哉(九州大学大学院 医学研究院 臨床検査医学分野・教授)
寺町順平(岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 口腔機能解剖学分野・准教授)
日浅雅博(徳島大学大学院 医歯薬学研究部 口腔顎顔面矯正学分野・准教授)
井上雄介 (徳島大学病院 医療技術部 臨床検査技術部門・副技師長)
松岡賢市(徳島大学大学院 医歯薬学研究部 血液・内分泌代謝内科学分野・教授)
研究概要

造血器腫瘍では、腫瘍細胞と免疫・骨代謝・造血環境の相互作用が腫瘍進展や治療抵抗性を規定するが、その分子機構は未解明である。特に多発性骨髄腫では、慢性炎症と骨破壊に伴う造血ニッチ変容が進行し、免疫抑制や赤血球造血抑制が顕著となる。近年、腫瘍細胞内で形成される二本鎖RNAが、抗ウイルス応答に関わるPKRMDA5経路を介して蛋白合成や免疫応答を制御することが明らかとなり、がんにおける二本鎖RNA編集と難治化との関連が注目されている。本研究クラスターでは、骨髄腫における二本鎖RNA編集機構に着目し、腫瘍細胞、免疫細胞、骨代謝細胞および造血幹細胞の動的連関をヒト細胞およびin vivoモデルで統合的に解析する。さらに、二本鎖RNA編集を標的とした新たな治療概念を確立し、腫瘍進展と造血ニッチを同時に制御する包括的治療戦略の創出を目指す。

研究概要図


※画像をクリックするとPDFが開きます。

研究者の役割分担 大口裕人:
プロジェクト1 (腫瘍細胞解析) を担当し、二本鎖RNA動態と編集機構の解析を行う。
三田貴臣:
プロジェクト1 (腫瘍細胞解析) を中心に全プロジェクトでのトランスクリプトーム解析を担当し、RNA-seqおよびscRNA-seqデータの解析を通じて、腫瘍・免疫・造血細胞の発現ネットワークを明らかにする。
國崎祐哉:
プロジェクト4 (造血幹細胞解析) を担当し、骨髄ニッチにおける赤血球造血抑制機構を解明する。
寺町順平:
プロジェクト3 (骨代謝解析) を担当し、腫瘍細胞による骨リモデリングの変化の分子基盤を明らかにする。
日浅雅博:
プロジェクト5 (骨髄内解析) を担当し、ヒト化マウス骨髄モデルの最適化およびCUBIC法による骨透明化とライトシート顕微鏡解析を担当し、腫瘍・免疫・骨代謝細胞の三次元構造を解析する。
井上雄介:
プロジェクト2 (免疫細胞解析) を担当し、フローサイトメトリーを用いたT細胞・単球系細胞の機能解析および免疫応答制御の検証を行う。
松岡賢市:
研究全体の統括と臨床的観点からの助言を行い、研究成果の統合と発展的展開を支援する。
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