研究期間 | 2018/4/1 - 2020/3/31 |
研究課題名 | 【終了】病院アートを活用した心身の健康促進モデルの開発 |
カテゴリー | 全てのクラスター、研究クラスター一覧、医学、終了した研究クラスター、臨床、保健、バイオ、農学、食品、人文・社会科学、社会科学、人文、人材育成、地域貢献 |
SDGs | 3.保健 11.都市 |
応募課題 | |
クラスター長氏名 | 田中 佳(大学院社会産業理工学研究部、社会総合科学域、准教授) |
所属する研究者氏名 | 永廣信治(医療法人修誠会吉野川病院 理事長/病院長) 宇都義浩(社会産業理工学研究部 生物資源産業学域 教授) 平木美鶴(社会産業理工学研究部 社会総合科学域 教授) 佐原 理(社会産業理工学研究部 社会総合科学域 准教授) |
研究概要 | 全国の病院ではアート導入の試みが増えているが、子ども向けの内容が圧倒的に多く、アイディアの硬直化は否めない。アートは自動的に癒しを生むわけではなく、目的に応じた適切な戦略と内容が求められる。 徳島の場合、高齢者への対応と同時に、壮年期以下の健康維持と病気予防が課題である。食の改善、運動の促進、精神の充実が重要であり、各々の改善策は多々提案されてきたが、真の健康のためにはそれらが連関する必要がある。 本研究では感覚に訴えるアートの力を活かして、実際の行動への意志を刺激する。核となるのは自然の生命力を活かしたアートである。先に大学病院で開催した「とくしま食のパレット-春-」展の好評は、地元の食材が持つ生き生きとした魅力が人々の目に訴える力を実感させた。全国でも類を見ないこの独自のアートを追求し、病院全体に効果的に導入していくことで、患者の健康向上を図り、他にはない地元に根差した病院アートモデルの確立と全国の医療機関等への拡大を目指す。 具体的には三つの柱を立てる。中心となる第一の柱は、地元の食材の魅力を活かしたギャラリー展示とヘルシー食の提案であり、視覚から食事改善へと誘う。第二に展示内容の一部を階段室に配置することで階段利用を楽しみに変え、運動に繋げる。運動が困難な場合もあるため、第三には病室や待合等にも作品を導入し、心の安らぎを提供する。各々の効果を適切な方法で測定しながら、患者の需要に応じた作品の効果的な選定や制作を行う。 |
研究概要図 | |
研究者の役割分担 | 全体統括:田中 アートプロジェクトの企画・制作:田中・平木・佐原 病院、医療界との連携:永廣 プロジェクト関連製品の開発:宇都 |