徳島大学の研究特集

がんの統合的診断・治療を目指した分子から組織のマルチスケール・バイブレーショナル光学顕微鏡の創成

研究期間 2018/4/1 - 2021/3/31
研究課題名 がんの統合的診断・治療を目指した分子から組織のマルチスケール・バイブレーショナル光学顕微鏡の創成
カテゴリー 全てのクラスター研究クラスター一覧重点クラスター医学基礎臨床歯学工学機械光応用バイオ生物バイオ理学化学物理学
SDGs 3.保健 8.成長・雇用 9.イノベーション 17.実施手段
クラスター長氏名 南川 丈夫(ポストLEDフォトニクス研究所、ポストLEDフォトニクス研究部門、准教授)
所属する研究者氏名 南川丈夫(ポストLEDフォトニクス研究所・ポストLEDフォトニクス研究部門・准教授)
古部昭広(社会産業理工学研究部・光応用系・教授)
安井武史(ポストLEDフォトニクス研究所・ポストLEDフォトニクス研究部門・教授)
松本健志(社会産業理工学研究部・機械科学系・教授)
南康夫(社会産業理工学研究部・ナノマテリアルテクノロジー分野・特任准教授)
佐藤克也(社会産業理工学研究部・機械科学系・講師)
安倍正博(医歯薬学研究部・血液・内分泌代謝内科学分野・教授)
三木浩和(徳島大学病院・輸血細胞治療部・講師)
日浅雅博(徳島大学病院・歯科・助教)
常山幸一(医歯薬学研究部・疾患病理学分野・教授)
冨田江一(医歯薬学研究部・機能解剖学分野・教授)
尾矢剛志(医歯薬学研究部・疾患病理学分野・助教)
市村真祐子(医歯薬学研究部・疾患病理学分野・助教)
森本友樹(医歯薬学研究部・疾患病理学分野・技術補佐員)
越山顕一朗(社会産業理工学研究部・機械科学系・准教授)
柳谷伸一郎(社会産業理工学研究部・光応用系・助教)
北研二(社会産業理工学研究部・光応用系・教授)
獅子堀正幹(社会産業理工学研究部・光応用系・教授)
高成広起(ポストLEDフォトニクス研究所・医光融合研究部門・特任講師)
研究概要

 分子から組織に至る様々なスケールに現れる「光と相互作用する振動現象」に基づいた新たながんの統合的診断・治療を目指したバイブレーショナル光学顕微鏡群の創出を行う.特に,光と振動の相互作用に基づくことで,患者QOL維持のための周囲組織の適切な温存と効果的ながん治療を両立可能な統合的がん診断・治療法の可能性について検討を行う.
 がん(悪性腫瘍)の治療では,おもに外科的摘出術や内科的薬物療法などが行われているが,これらの治療方針は,がんの特性(悪性度,転移能,高い腫瘍組織圧などのがんを特徴づける性質)を熟知した上で決定する必要がある.また,単にがんを摘除するのみならず,がん周囲組織に存在する末梢神経を適切に温存することによる術後QOLの向上も求められている.このような背景のもと,がんを統合的に診断・治療するためには,がんを構成する分子から組織学的な特徴までを可視化し,がんを内科学的・外科学的に適切に治療する手法が求められている.
 そこで,本研究クラスターでは,「光と相互作用する振動」に着目し,振動誘起によるがん治療,振動計測によるがんや周囲組織の低侵襲診断という,振動現象に基づいた統合的がん診断・治療を行う基盤技術の開発を目指す.特に,分子の振動に基づくラマン散乱分光法,テラヘルツ分光法による「分子振動診断・治療法」,細胞や組織中の音響波伝達特性に基づくレーザー超音波法やブリルアン散乱分光法による「細胞・組織振動診断・治療法」,電子の集団振動(プラズモン)と光触媒反応を利用した「電子振動診断・治療法」について,その有用性の検証と基礎的特性評価を行う.

研究概要図


※画像をクリックするとPDFが開きます。

研究者の役割分担 南川丈夫:研究総括.ラマン散乱分光法を中心とした顕微計測法の開発
古部昭広:プラズモニック光触媒を活用したPDD・PDT試薬の開発
安井武史:レーザー超音波法を中心とした顕微計測法の開発
松本健志:音響波振動による組織への影響評価
南康夫:テラヘルツ分光法を中心とした顕微計測法の開発
佐藤克也:細胞・組織の機械的特性の評価
安倍正博:がん組織の治療効果および診断能についての評価
三木浩和:試薬代謝等の評価および治療・診断効果の評価
日浅雅博:診断・治療における分子レベルでの評価
ページトップへ