徳島大学の研究特集

【終了】農産物の付加価値向上に資する生活習慣病予防成分の探索と食生活への応用

研究期間 2018/4/1 - 2019/3/31
研究課題名 【終了】農産物の付加価値向上に資する生活習慣病予防成分の探索と食生活への応用
カテゴリー 全てのクラスター研究クラスター一覧医学終了した研究クラスター基礎バイオ農学栄養食品人文・社会科学地域貢献
SDGs
応募課題
クラスター長氏名 河合 慶親
所属する研究者氏名 河合慶親(大学院医歯薬学研究部 食品機能学分野 教授)
向井 理恵(大学院社会産業理工学研究部・准教授・食料科学分野)
大西 康太(大学院医歯薬学研究部・助教・食品機能学分野)
叶 奈緒美(大学院医歯薬学研究部・助教・食品機能学分野)
増田 真志(大学院医歯薬学研究部・助教・臨床食管理学分野)
研究概要

超高齢社会を迎えた我が国において、食事を介した健康増進・疾病予防法の確立は急務の課題であり、新たな発想と方法論に基づいた有効な食生活を提案していく必要がある。天然成分の機能性研究は国内外で幅広く行なわれているが、ほとんどの天然成分は経口摂取後に解毒代謝変換を受けるため、必ずしも生体内において機能性が反映されないというジレンマを抱えており、農産物の機能性食品への応用における大きな障壁となっている。また、活性発現に関わる本質的な作用メカニズムも不明であり、安全な食への応用を目指すうえでの懸念材料となる。当クラスターでは、天然化合物の安全かつ有効な食生活への応用を目指し、「吸収・代謝性」「体内動態・局在性」「作用メカニズム解明」に主眼を置いたケミカルバイオロジー研究を推進する。クラスター長(河合)はマクロファージを標的とした天然ポリフェノールの新規作用機序を見出しており、これに基づいた天然成分の応用展開を見込んでいる。本研究では、特に肥満・高脂肪といった生活習慣に起因する動脈硬化症、および高齢者における生活の質の問題が指摘される筋萎縮に焦点を当て、これら疾病に対する食による予防戦略を構築することを目標とする。なお、本研究では徳島県内外の企業・地域機関と連携することで、農産物の付加価値向上を目指しており、我が国あるいは地域における農業活性化に貢献することを目的としている。

研究概要図


※画像をクリックするとPDFが開きます。

研究者の役割分担 河合 慶親(研究統括、天然機能性成分の分析・体内動態解析)
向井 理恵(筋萎縮を予防する機能性成分の評価)
大西 康太(病態組織における慢性炎症・オートファジーの評価)
叶 奈緒美(動脈硬化におけるマクロファージの機能解析)
増田 真志(肥満・筋萎縮の分子機構の解析)
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