徳島大学の研究特集

徳島県における新規侵入害虫の効果的な防除法の開発および簡便・確実な新規総合的害虫管理システムの構築

研究期間 2018/4/1 - 2021/3/31
研究課題名 徳島県における新規侵入害虫の効果的な防除法の開発および簡便・確実な新規総合的害虫管理システムの構築
カテゴリー 全てのクラスター研究クラスター一覧登録クラスター工学情報バイオ農学生物ゲノムバイオ人文・社会科学地域貢献
SDGs
クラスター長氏名 渡邉 崇人(大学院大学院社会産業理工学研究部、生物生産系・遺伝子工学、助教)
所属する研究者氏名 阿部 成人(大学院社会産業理工学研究部 生物生産系・助教・応用昆虫学)
中野 昭雄(徳島県立農林水産総技術支援センター・上席研究員・応用昆虫学)
寺田 賢治(大学院社会産業理工学研究部 知能情報系・教授・知能工学)
鎌田 磨人(大学院社会産業理工学研究部 社会基盤デザイン系・教授・生態学)
小串 重治(環境防災センター・客員准教授・生態系管理工学)
三戸 太郎(大学院社会産業理工学研究部 応用生命系・発生生物学)
宮脇 克行(大学院社会産業理工学研究部 生物生産系・准教授・植物工場学)
研究概要

物流技術の発達に伴って,世界中で予期せぬ病害虫の侵入が繰り返されている。徳島県内においては,バラ科果樹を食害する「クビアカツヤカミキリ」と,ビワを食害する「ビワキジラミ」が相次いで発見され,被害の拡大が進んでいる。両種とも果樹を食害し,農家への経済的打撃が大きい害虫種であるが,現時点では防除体系が確立されておらず喫緊の課題である。そこで本開発研究においては,「クビアカツヤカミキリ」及び「ビワキジラミ」に対する効果的な防除技術の開発を行い,徳島県内から排除することを目標とする。これまでに,クビアカツヤカミキリを誘引する性フェロモンの同定に成功しているほか(Xu, 2017),ビワキジラミを捕食する天敵類も単離されているので,フェロモンを用いた捕獲トラップや捕食天敵生物の利用法の開発を行う。

また,農業現場では侵入害虫を含め様々な害虫が農作物を食害し,被害を及ぼしている。従来は化学農薬により害虫防除が行われてきたが,抵抗性害虫の頻出等から生物農薬を用いた総合的害虫管理技術(IPM)の導入が進められてきた。しかしながら,IPMは手順の煩雑さや効果の不安定さから広範に普及していない。そこで本研究クラスターでは,圃場内における害虫密度のモニタリングシステムの開発と,ゲノム編集技術による天敵生物の系統育種による防除効果の増強を試み,高効率且つ簡便なIPM体系を構築し,農業現場へ実装することを目指す。

研究概要図


※画像をクリックするとPDFが開きます。

研究者の役割分担 渡邉 崇人(クビアカツヤカミキリ捕獲活動の実施,ゲノム編集による天敵昆虫の系統育種技術の開発,全体の統括)
阿部 成人(ビワキジラミの天敵昆虫の探索・利用法の開発,有効薬剤の探索)
中野 昭雄(クビアカツヤカミキリに対する防除技術の開発,系統育種に適した天敵昆虫の選定)
寺田 賢治(画像解析による微小害虫のモニタリングシステムの開発)
鎌田 磨人(クビアカツヤカミキリの分布拡大モデルの作成)
小串 重治(空間解像度・データ収集から分布モデル構築に向けた検討)
三戸 太郎(フタホシコオロギの系統育種)
宮脇 克行(閉鎖系での天敵昆虫の評価システムの構築)
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