徳島大学の研究特集

【終了】ゲノム編集技術を用いたホヤ・カエル胚でのヒト疾患モデルの開発

研究期間 2018/4/1 - 2021/3/31
研究課題名 【終了】ゲノム編集技術を用いたホヤ・カエル胚でのヒト疾患モデルの開発
カテゴリー 全てのクラスター研究クラスター一覧医学終了した研究クラスター基礎バイオ生物ゲノムバイオ
SDGs
応募課題
クラスター長氏名 渡部 稔(教養教育院、教授)
所属する研究者氏名 真壁 和裕(大学院社会産業理工学研究部 理工学域 教授)
研究概要

 本研究では、ゲノム編集技術を用いたヒトの疾患モデルの開発を提案する。ヒト疾患モデル動物は、マウスを中心にさまざまな動物で開発され、ヒトの疾患の発症メカニズムや治療方法・治療薬の開発に大きな役割を果たしてきた。しかしマウスを用いる研究は、実験場所やコスト、さらには体内発生ということで研究に制限が生じる。そこで我々は、ヒトと同じ脊索動物であり、初期胚へのアクセスが容易で発生のスピードが早く、体外発生を行うホヤとカエルを用いた実験系の開発を提案する。近年ゲノム編集技術が開発され、さまざまな生物で変異体の作成が可能になった。さらにホヤやカエルはゲノム解析もすでに終了し、研究を行うツールも揃っている。対象とする遺伝子として、我々は転写調節因子や細胞周期関連因子に注目をしている。これらの因子は種を超えて保存性が高く、ヒトでは多くの疾患に関与することが既に報告されている。ゲノム編集技術によりホヤ・カエル胚で疾患モデルを開発し、疾患発症の分子メカニズムや治療法の開発に役立てたい。

研究概要図


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研究者の役割分担 研究者は取り扱う動物種によって役割分担をしている。渡部はカエル(アフリカツメガエル、ネッタイツメガエル)を用いた実験を行う。真壁はホヤ(マボヤ、ユウレイボヤ)を用いた実験を行う。
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