研究期間 |
2017/4/1
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2019/3/31
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研究課題名 |
【終了】統合的がん創薬研究クラスター(片桐豊雅) |
カテゴリー |
全てのクラスター、研究クラスター一覧、重点クラスター、医学、終了した研究クラスター、基礎、臨床、薬学、創薬、バイオ、生物、バイオ
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SDGs |
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応募課題 |
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クラスター長氏名 |
片桐 豊雅(先端酵素学研究所、ゲノム制御学分野、教授) |
所属する研究者氏名 |
井本 逸勢(大学院医歯薬学研究部・教授・人類遺伝学分野) 佐々木 卓也(大学院医歯薬学研究部・教授・生化学分野) 吉丸 哲郎(先端酵素学研究所・講師・ゲノム制御学分野) 松下 洋輔(先端酵素学研究所・助教・ゲノム制御学分野) 坂根 亜由子(大学院医歯薬学研究部・助教・生化学分野) |
研究概要 |
がんは複数のゲノム・エピゲノム異常の蓄積によって発生、進展する。しかし、各異常がどのように関与して、多段階に悪性化するのかは不明である。本研究では、包括的オミックス解析・分子イメージングを通じて、発がん進展の各過程に関与する異常遺伝子またはその遺伝子産物を同定し、それらの分子間コミュニケーションの解明と各関連分子標的治療法の開発を目指す。代表者は、これまで知られていなかった「がん抑制因子」の脱リン酸化を介した不活化機構を新たに発見し、その成果に基づき蛋白質間相互作用阻害による抑制因子の再活性化を利用した創薬に着手しているが、本研究では、その成果を臨床応用につなげるとともに、同機構により不活化する新規がん抑制因子の同定を進める。井本は、新たなゲノム・エピゲノム異常を有する発がん過程関連因子の同定を、佐々木は、がん浸潤・転移過程に関連する分子、特に低分子量GTPaseに焦点を絞った機能解析を進め、最終的には、各班員が解析した分子間のコミュニケーションを証明することで、多段階の悪性化の分子機構の全容の統合的な解明を目指す。特筆すべき点は、神戸大学医学研究科との共同大学院構想に基づいて進めることや医薬基盤研・国立がん研究センターとの異分野融合の観点からの共同研究を推進する点にあり、本研究クラスターを中心に多施設多領域連携体制を確立し、多段階発がん機構の解明と創薬を進める。
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研究概要図 |
※画像をクリックするとPDFが開きます。
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研究者の役割分担 |
片桐 豊雅 (研究総括・新規がん抑制因子の同定および創薬) 佐々木 卓也(がん関連低分子量GTPaseの浸潤/転移能解析) 井本 逸勢 (ゲノムシーケンス・エピゲノム解析) 吉丸 哲郎 (新規がん抑制因子の同定および創薬) 松下 洋輔 (ゲノムシーケンス・エピゲノム解析) 坂根 亜由子(浸潤/転移能のin vivo/in vitroイメージング解析) |