徳島大学の研究特集

【終了】LED植物工場を活用した藍の効果的な生産技術の開発

研究期間 2017/4/1 - 2020/3/31
研究課題名 【終了】LED植物工場を活用した藍の効果的な生産技術の開発
カテゴリー 全てのクラスター研究クラスター一覧重点クラスター終了した研究クラスターバイオ農学生物栄養
SDGs 2.飢餓 9.イノベーション 13.気候変動
応募課題
クラスター長氏名 宮脇 克行(大学院社会産業理工学研究部、生物資源生産科学、准教授)
所属する研究者氏名 宮脇 克行(大学院社会産業理工学研究部・准教授・遺伝子工学)
櫻谷 英治(大学院社会産業理工学研究部・教授・応用微生物学)
阪本 鷹行(大学院社会産業理工学研究部・助教・分子生物学)
中橋 睦美(大学院社会産業理工学研究部・助教・応用健康科学)
高橋 章 (大学院医歯薬学研究部・教授・食品衛生学)
研究概要

   エディブルフラワー(Edible flower)は、観賞用とは違い野菜と同じように安心して食べられる食用の花のことを指し、花を食べる文化は日本を含め世界中に存在している。例えば、ブロッコリーやカリフラワー、ふきのとうや菜の花など、すでに季節の野菜になっているものもある。本開発研究では、徳島県の特産品を完全閉鎖型LED植物工場で栽培する新たな試みとして、全国的に有名である徳島県の藍染の原料である藍を生産する技術の開発を行う。また、徳島県の伝統技術である藍染めはタデ藍に含まれるインジゴを色素として利用する技術であり、自然界に存在する微生物の機能を活用した応用例である。櫻谷教授らのグループは、スクモ作りに関わる高温耐性微生物を50株程度単離し、それらの中に植物細胞壁(セルロース)を分解する微生物をいくつか見いだし、インジゴ還元活性を示す8株の単離に成功している。また、藍より単離できるトリプタンスリンは、優れた抗菌活性を有することが知られている。
   そこで本研究開発では、食用としての藍、または、インジゴやトリプタンスリンなどのインドキシルから誘導される化合物群を抽出するための藍を生産するために、LEDを用いた光質と二次代謝産物の関係などを調査し、完全閉鎖型LED植物工場における効果的な藍の栽培方法と加工技術を開発する。

研究概要図
研究者の役割分担 宮脇 克行(植物工場における藍の人工栽培法の開発と全体の総括)
櫻谷 英治(微生物の単離と機能性の評価)
阪本 鷹行(二次代謝産物の分析と評価)
中橋 睦美(二次代謝産物の殺菌効果試験)
高橋 章 (殺菌効果・安全性の評価)
次世代ひかりトクシマ 競争と共創 徳島大学博士課程からの招待状 ひかり・うずしおプロジェクト 共創の場拠点 SDGs 大学産業院 研究支援・産官学連携センター OTSUCLE logo