徳島大学の研究特集

【終了】放射線計測技術を応用した宇宙科学・環境科学計測の高感度化

研究期間 2017/4/1 - 2020/3/31
研究課題名 【終了】放射線計測技術を応用した宇宙科学・環境科学計測の高感度化
カテゴリー 全てのクラスター研究クラスター一覧医学終了した研究クラスター保健理学物理学
SDGs 3.保健 4.教育 7.エネルギー 9.イノベーション 11.都市 12.生産・消費
応募課題
クラスター長氏名 伏見 賢一(大学院社会産業理工学研究部、教授)
所属する研究者氏名 伏見 賢一(大学院社会産業理工学研究部・教授・宇宙素粒子物理学実験)
折戸 玲子(大学院社会産業理工学研究部・講師・宇宙素粒子物理学実験)
三好 弘一(放射線総合センター・教授・放射線安全管理学)
林 裕晃 (大学院医歯薬学研究部・助教・医用放射線)
研究概要

  放射線計測技術は宇宙科学、素粒子・原子核科学という基礎科学から環境科学・医療という応用分野に至るまで幅広い分野で応用されている。それぞれの分野ではいずれも放射線検出の高感度化、高精度化が強く要請されているが、互いの分野間では研究者の交流は少ない。本研究クラスターでは徳島大学の総合大学としての特徴を最大限に引き出す有機的な研究スラスターを構成し、異分野間の情報交換に基づくイノベーションを引き起こすことを目的とする。
  宇宙・素粒子科学の基礎研究に必要な高感度放射線計測技術を医療放射線計測に応用することで患者への被ばく線量低減、環境放射線計測の計測感度の向上など、相互に大きなメリットを得られる研究成果を導き出すことを目的とする。
(A)宇宙科学研究用超高感度放射線検出器

宇宙の主成分であるとされているにもかかわらず未発見の素粒子を、本研究によって開発する超高感度放射線検出器で探索する。

(B) 環境・医療診断用超高感度放射線検出器

1.環境モニタ用超高感度放射線検出器  

原発事故以来、環境放射線計測に関する市民の関心は高まったままである。超高感度検出器によって短時間で測定を終了させ、多くのサンプルを測定できるようにする。

2.内部被ばく測定用超高感度放射線検出器

内部被ばくに対する関心は高いが全身の放射線量を計測できるシステムは数に限りがある。徳島県内で初めてのホールボディーカウンターを開発する。

研究概要図
研究者の役割分担 宇宙・素粒子計測の高感度化(伏見・折戸)
医療計測の高感度化(伏見・三好・林)
環境計測の高感度化(伏見・折戸・三好)
宇宙・素粒子計測の理論的意義の検証(伏見・折戸)
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