徳島大学の研究特集

1702006 統合的がん創薬研究クラスター(片桐豊雅)

研究課題名 1702006 統合的がん創薬研究クラスター(片桐豊雅)
カテゴリー 研究クラスター一覧、重点クラスター、医学、基礎、臨床、薬学、創薬、バイオ、生物、ゲノム、バイオ、理学、数学
クラスター長 片桐 豊雅(先端酵素学研究所・教授・プロテオゲノム研究領域)
所属する研究者氏名 佐々木 卓也(医歯薬学研究部・教授・生化学分野)
坂根 亜由子(医歯薬学研究部・准教授・生化学分野)
吉丸 哲郎(先端酵素学研究所・講師・ゲノム制御学分野)
松下 洋輔(先端酵素学研究所・助教・ゲノム制御学分野)
大髙 章(医歯薬学研究部・教授・機能分子合成薬学分野)
重永 章(医歯薬学研究部・講師・機能分子合成薬学分野)
南川 典昭(医歯薬学研究部・教授・生物有機化学分野)
石田 竜弘(医歯薬学研究部・教授・薬物動態制御学分野)
小暮 健太朗(医歯薬学研究部・教授・衛生薬学分野)
研究概要

 がんは複数のゲノム・エピゲノム異常の蓄積によって多段階に発生、進展する。しかし、各異常がおのおのどのように関与して悪性化するかは不明である。本研究では、オミックス解析・分子イメージングを通じて、発がん進展の各過程に関与する異常遺伝子やその遺伝子産物を同定し、それらの分子間コミュニケーションを通じた悪性進展化機構の解明、さらに、タンパク相互作用を標的とした中分子創薬展開を目指す。代表者は、「がん抑制因子」の脱リン酸化を介した不活化機構を新たに発見し、現在、中分子であるペプチド(ERAP)によるタンパク相互作用阻害を通じた抑制因子活性化を利用した創薬に着手している。本研究では、代表者である片桐・吉丸・松下においては、新たに発見した脱リン酸化により不活化する新規がん抑制因子の同定およびがん化進展における役割解明を進める。佐々木・坂根においては、がん浸潤・転移過程に関連する分子、特に低分子量GTPaseに焦点を絞った機能解析を進める。各班員が解析した分子間のコミュニケーションを証明することで、多段階の悪性化の分子機構の全容の統合的な解明を目指す。さらに、創薬の観点から、中分子創薬研究クラスター(旧大高班)」である大高、重永、南川、石田、小暮において、これまで進めてきたERAPおよび新規相互作用阻害ペプチドの創薬展開を進める。本研究の特筆すべき点は、「神戸大学医学研究科との卓越大学院構想に基づいて進めることや医薬基盤研・国立がん研究センター・愛知県がんセンターとの異分野融合の観点からの共同研究を推進する点にあり、本研究クラスターを中心に多施設多領域連携体制を確立し、多段階発がん機構の解明と新たながん創薬を進める。

研究概要図

2018
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研究者の役割分担 片桐 豊雅 (研究総括・新規がん抑制因子の同定および創薬)
佐々木 卓也(がん関連低分子量GTPaseの浸潤/転移能解析)
坂根 亜由子(浸潤/転移能のin vivo/in vitroイメージング解析)
吉丸 哲郎(新規がん抑制因子の同定および創薬)
松下 洋輔(ゲノムシーケンス解析・エピゲノム解析)
大髙 章(中分子創薬_合成展開・デザイン)
重永 章(中分子創薬_合成展開・デザイン)
南川 典昭(中分子創薬_細胞内発現システム構築)
石田 竜弘(中分子創薬_徐放化製剤の創製)
小暮 健太朗(中分子創薬_実用的送達システム構築)
研究期間 2017/4/1 - 2020/3/31