徳島大学の研究特集

【終了】精神科のICT化に向けたPSYCHOMS®と連動したPsyNACS©の製品化と海外での通用性の検討

研究期間 2017/4/1 - 2020/3/31
研究課題名 【終了】精神科のICT化に向けたPSYCHOMS®と連動したPsyNACS©の製品化と海外での通用性の検討
カテゴリー 全てのクラスター研究クラスター一覧医学終了した研究クラスター保健工学情報
SDGs 3.保健 9.イノベーション
応募課題
クラスター長氏名 ロザーノ・ロクシン(大学院医歯薬学研究部、保健科学部門看護学系、看護技術学分野、教授)
所属する研究者氏名 飯藤 大和:大学院医歯薬学研究部、保健科学部門看護学系、看護技術学分野・助教

安原 由子:大学院医歯薬学研究部、保健科学部門看護学系、看護管理学分野・准教授

友竹 正人:大学院医歯薬学研究部、保健科学部門看護学系、メンタルヘルス支援学分野・教授

谷岡 哲也:大学院医歯薬学研究部、保健科学部門看護学系、看護管理学分野・教授
研究概要

   精神科には多くの問題がある。なかでも患者の高齢化による合併症の増加(看護ケアの増加と複雑さ)や世界的に問題視されている入院の長期化、個人経営病院が大部分を占めるための電子化の遅れによる医療、看護の非効率があげられる。
   我々の研究チームでは、精神科の電子化に向けた学際的な介入のために海外の精神科看護の研究者とも連携して電子システム開発を行っている。
   現在までに開発したものとして、2012年に谷岡らを中心として開発し、製品化した「クリニカルパス、看護管理システム、看護自動サマリー作成システム」を搭載した精神科アウトカム管理システム(PSYCHOMS®)がある。また、2016年には飯藤・宮川らを中心に患者情報を蓄積し、看護計画を立案と出力ができるWeb型看護データベース看護計画立案システム(PsyNACS©)を開発した。
   これらには独自の看護師業務を支援する機能(分析と情報の蓄積、推奨表示、自動文章生成など)が具備されている。そのためPSYCHOMS®とPsyNACS©を統合し、1病院に試験導入することで製品化の可能性を拡大する。結果として安価に効果的なシステムを多くの精神科病院に提供できる可能性がある。また、このシステムを英語化することで、国際的な通用性を増加させていく予定である。

研究概要図
研究者の役割分担 ロクシン・ロザーノ:研究統括、国際的通用性評価
飯藤 大和:システム開発、接続プログラム開発・実証試験統括責任者
安原 由子:実証試験
友竹 正人:性能評価
谷岡 哲也:システム開発責任者
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