徳島大学の研究特集

【終了】口腔電子認証技術の具現化と検証

研究期間 2017/4/1 - 2020/3/31
研究課題名 【終了】口腔電子認証技術の具現化と検証
カテゴリー 全てのクラスター研究クラスター一覧医学終了した研究クラスター歯学工学情報
SDGs
応募課題
クラスター長氏名 高野 栄之(病院、口腔管理センター/医歯薬学研究部 口腔内科学分野・災害歯科、特任助教)
所属する研究者氏名 寺田 賢治(大学院社会産業理工学研究部 知能工学分野・教授・コンピュータビジョン)
研究概要

【背景】
  現在、生体認証として用いられている技術として、指紋認証や虹彩・声紋・静脈認証などがあるが、これらは人工指・指紋コピー・コンタクト・録音などで偽造可能であり、手首角度の変化などにより認証できない場合もある。
   一方、遺体認証(身元確認)において、上記技術は認証部欠損、皮膚浸軟、瞳孔拡大などで利用できないことも多く、DNA鑑定も迅速性に劣る。先般の東日本大震災では、死者約16,000人のうち、身体的特徴や所持品等による確認が86%、歯科的特徴による確認が10%、指紋・掌紋による確認が3%、DNAによる確認が1%であった。遺体の歯科所見採取には約2,600人の歯科医師が動員されたものの、生前の歯科カルテやレントゲンの津波による消失などもあって照合は難航した。
【研究内容】
 口腔内写真とパノラマレントゲンを認証データとし、生体ならびに遺体の認証を行う。データ収集は、歯科医師会等と連携し、各歯科医院の協力を得る。収集したデータはデータセンター内で高いセキュリティの元、管理を行い、数千人単位の同サンプルを用い、パターン認識のアルゴリズムを構築し、新たな認証技術として確立する。

研究概要図
研究者の役割分担 高野:データ収集ならびに歯科所見採得、歯科的見地からデータ解析結果の妥当性判定、病院・学部・歯科医師会等との協議連絡。
寺田:指導院生によるパターン認識アルゴリズムの作成、ベーシックアプリケーションの作成。
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