徳島大学の研究特集

【終了】負荷心エコー図検査における新手法の確立と診断補助機器の開発

研究期間 2017/4/1 - 2020/3/31
研究課題名 【終了】負荷心エコー図検査における新手法の確立と診断補助機器の開発
カテゴリー 全てのクラスター研究クラスター一覧医学終了した研究クラスター臨床工学電気電子
SDGs
応募課題
クラスター長氏名 山田 博胤(大学院医歯薬研究部、特任教授)
所属する研究者氏名 山田 博胤(病院 診療科 内科 循環器内科 臨床教授 徳島大学学長裁量ポスト キャリア形成センター 講師 超音波センター 副センター長)
芥川 正武(大学院社会産業理工学研究部 電気電子系 電気電子システム分野 ライフシステム部門生命機能工学 講師)
楠瀬 賢也(徳島大学病院循環器内科 助教)   
西條 良仁(徳島大学病院循環器内科 医員)
研究概要

  将来有効とされる下肢陽圧負荷(leg-positive pressure:LPP)心エコー法の臨床応用の確立と診断に用いる下肢加圧装置の開発を行う.
【背景】
   心エコー検査は心不全患者の診断や治療効果の判定に有用であるが,比較的安定した患者では,安静時の検査のみで心不全を診断することが困難である.心不全の病態は,僧帽弁口血流速波形のパターン分類により診断されているが,安静時の検査で弛緩障害(impaired relaxation:IR)を呈する例は,顕性の心不全と診断されない.しかしながら,そのような患者のなかにも,日常生活で負荷がかかる場合に心不全の症状を訴えることがある.現在はトレッドミルによる運動負荷により評価が行われることもあるが,普及していない.
【解決手段】
   下肢陽圧負荷心エコー図検査を行うことにより,心不全入院や心血管イベントのリスクを有する患者を検出することができ,軽症心不全例の心事故予測が可能になる.
【実現効果】
   心不全の発症を早期に診断することができる極めて画期的な診断法が確立する.本検査法は,運動負荷検査と比較して,簡便で,適応範囲も広く,より多くの患者に恩恵を与えることが可能であると考える.

研究概要図
研究者の役割分担 山田博胤 : 研究統括,臨床データの収集 山田博胤
芥川正武 : 下肢陽圧負荷装置の開発
楠瀬 賢也:心エコー図検査の実施,データ解析
西條 良仁:心エコー図検査の実施・解析,論文執筆
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