研究期間 | 2017/4/1 - 2020/3/31 |
研究課題名 | 【終了】歯髄由来細胞の細胞記憶の賦活とバイオマテリアルへの融合による新規再生医療材の創生 |
カテゴリー | 全てのクラスター、研究クラスター一覧、医学、終了した研究クラスター、基礎、歯学 |
SDGs | 3.保健 |
応募課題 | |
クラスター長氏名 | 松香 芳三(大学院医歯薬研究部、教授) |
所属する研究者氏名 | 野間 隆文(大学院医歯薬学研究部・教授・分子医化学分野) 宮本 洋二(大学院医歯薬学研究部・教授・口腔外科学分野) 岩本 勉(大学院医歯薬学研究部・教授・小児歯科学分野) 三好 圭子(大学院医歯薬学研究部・准教授・分子医化学分野) 井上 美穂(大学院医歯薬学研究部・助教・顎機能咬合再建学分野) 宮城 麻友(大学院医歯薬学研究部・助教・顎機能咬合再建学分野) 成谷 美緒(徳島大学大学院・2年・口腔科学教育部) Resmi Raju(徳島大学大学院・1年・口腔科学教育部) 宮嵜 彩(徳島大学大学院・1年・口腔科学教育部) 大島 正充(大学院医歯薬学研究部・准教授・顎機能咬合再建学分野) |
研究概要 | 歯髄には多能性を有する歯髄幹細胞が存在していることが知られており,近年,再生医療における細胞ソースとして大きな期待がかかっている。しかしながら,採取する細胞の年齢や採取する歯の状態,環境により,幹細胞の特性が変化することから,安定した細胞の供給方法や応用方法の開発に至っていない。細胞外環境は細胞の維持,増殖,分化など様々な細胞動態に影響を及ぼすことがよく知られている。これまで我々は,歯髄由来間葉系細胞にTNF-αを投与することにより幹細胞の特性を示す遺伝子の発現が誘導され,より多能性を獲得することを明らかにした。この成果に代表されるように歯髄細胞の応答性は他の細胞に比較して,極めて高いことがわかり,その特性は幹細胞の調製時間にも大きなアドバンテージである。そこで,本研究ではそれぞれ細胞学領域,分子生物学領域,生体材料学領域で,成果を挙げてきた分野でプロジェクトユニットを形成し,再生医療領域で足踏みしている歯科領域でのブレークスルーを狙いたい。今回,我々は1)幹細胞特性の奪還,2)硬組織形成誘導に適した細胞条件と機能性足場の相性,3)生体材料との融合の3つの戦略を立て,再生医療に貢献できる新規生体材料の開発に挑みたい。 |
研究概要図 | |
研究者の役割分担 | 松香 芳三:プロジェクトリーダー,研究の統括 井上 美穂,宮城 麻友:幹細胞化についての検討 宮本 洋二:生体材料の開発と応用 岩本 勉,宮嵜 彩:細胞外環境の制御基盤の開発 野間 隆文,三好 圭子:幹細胞特性の検討 成谷 美緒、Resmi Raju:細胞学的、組織学的検討について研究全般を行う。 大島 正充:細胞学的、組織学的検討について研究全般を統括 |