研究期間 | 2017/4/1 - 2020/3/31 |
研究課題名 | 【終了】複雑系微生物資源を利用したイノベーション |
カテゴリー | 全てのクラスター、研究クラスター一覧、終了した研究クラスター、バイオ、生物、栄養 |
SDGs | 3.保健 9.イノベーション |
応募課題 | |
クラスター長氏名 | 高橋 章(大学院医歯薬学研究部、予防環境栄養学分野、教授) |
所属する研究者氏名 | 間世田 英明 (産業技術総合研究所 関西センター・研究員・環境微生物学) 宮脇 克之 (大学院社会産業理工学研究部・准教授・植物工場) 中橋 睦美 (大学院社会産業理工学研究部・助教・食品衛生) 東 桃代 (大学病院・特任講師・感染制御) 芥川 正武 (大学院社会産業理工学研究部・講師・医用工学) 榎本 崇宏 (大学院社会産業理工学研究部・講師・医用工学) 野間口 雅子 (大学院医歯薬学研究部・教授・ウイルス学) 森根 裕二 (大学院医歯薬学研究部・准教授・消化器外科学) 岡久 稔也 (大学院医歯薬学研究部・特任教授・消化器内科学) 馬渡 一論 (大学院医歯薬学研究部・講師・応用栄養学) 上番 増喬 (大学院医歯薬学研究部・助教・代謝栄養学) 下畑 隆明 (大学院医歯薬学研究部・助教・栄養衛生学) |
研究概要 |
私たちの身の回りには、多種多様の微生物が混在し、お互いに影響しあいながらバランスを保って環境を形成している。例えば土壌や水系中の微生物叢は、食物連鎖における植物の成長や腐敗などには必要不可欠である。またヒトの腸内微生物叢や皮膚の微生物叢は、健康維持に大きな影響を与えていることが判明しつつある。しかし微生物層の構成成分や働きは不明な点が多く、複雑系の微生物層の解析、利用は21世紀に大きく発展が期待できる課題といわれている。
この原因は、微生物叢の構成成分のうち8割以上の微生物が培養できないこと、膨大なデータの利用解析法が確立されていなかった点にある。近年、次世代シークエンサーや質量分析装置の普及、メガデータ解析法の開発により徐々に解析が可能となってきた。
本研究では、徳島大学内外の複雑系微生物叢の解析を行っている研究者を結集し、情報交換を図るとともにその利用をもとにイノベーションを図る。複雑系微生物叢は、水中及び人体内に存在している微生物叢に焦点を当てる。 |
研究概要図 | |
研究者の役割分担 | 高橋 章 環境中の細菌叢の解析 間世田 英明 環境の水中における微生物層の解析。環境因子による微生物のゲノム編集の解析 宮脇 克之 水中の微生物叢が植物の成長に与える影響 中橋 睦美 水中の微生物叢の組成と活性の解析 森根 裕二 外科的疾患患者における腸管微生物層が腸管機能に与える影響 東 桃代 腸管感染症が人腸管細菌叢に与える影響の解析 芥川 正武 ニューラルネットワークを基にした微生物叢の解析 榎本 崇 深層学習を基にした、微生物叢機能の応用 野間口 雅子 微生物層の中のウイルスの解析 岡久 稔也 内科的疾患患者の腸管関連微生物叢の解析 馬渡 一論 微生物層の活性変化の解析 上番増 喬 微生物層が宿主に与える栄養の解析 下畑 隆明 微生物層が恒常性維持するための機構の解析 |