徳島大学の研究特集

【終了】徳島県産香酸柑橘の成分プロファイリングによる機能性成分の評価ならびに医薬シードとしての開発

研究期間 2017/4/1 - 2020/3/31
研究課題名 【終了】徳島県産香酸柑橘の成分プロファイリングによる機能性成分の評価ならびに医薬シードとしての開発
カテゴリー 全てのクラスター研究クラスター一覧終了した研究クラスター薬学創薬バイオ農学食品
SDGs 3.保健
応募課題
クラスター長氏名 田中 直伸(大学院社会産業理工学研究部、応用生物資源学分野、准教授)
所属する研究者氏名 土屋 浩一郎(大学院医歯薬学研究部・教授・医薬品機能生化学分野)
宮本 理人(大学院医歯薬学研究部・助教・医薬品機能生化学分野)
柏田 良樹(大学院医歯薬学研究部・教授・生薬学分野)
研究概要

   徳島県は香酸柑橘を多く産出しており、特にスダチやユズは徳島県の特産品として認知されている。一方、ユコウは、認知度は低いものの、上勝地区で栽培される徳島県特産の香酸柑橘である。
   本研究クラスターでは、詳細が解明されていないこれらの香酸柑橘の含有成分の化学構造を網羅的に把握すること(プロファイリング)と、活性スクリーニングにより、機能性成分を明らかにし、機能性表示食品ならびに医薬シードとしての展開を目指す。さらに、類縁植物の果皮は、生薬の古典・神農本草経に上薬(人の命を養う薬)として収載されていることから、徳島県産香酸柑橘の新しい生薬原料のシードとしての検討を行う。具体的に、以下の三項目について検討する。
1.徳島県産香酸柑橘の含有成分のプロファイリング
2.既知機能性成分について含有量を明らかにする
3.含有成分について、生物活性スクリーニングを行い未知の生物活性を明らかにする
   本研究は、一般に行われる機能性を示す天然素材の活性成分を探索する研究とは異なり、プロファイルした含有成分の情報から未知の機能を明らかにするものである。この手法より、微量であるため、あるいは構造が未知であるために見逃されている機能性成分も見い出すことができる。本研究の達成により、他県の香酸柑橘との差別化をはかるとともに、徳島県産香酸柑橘のブランド化にも貢献する。

研究概要図
研究者の役割分担 田中 直伸:研究統括、香酸柑橘由来成分の単離、構造活性相関の検討
土屋 浩一郎:香酸柑橘由来成分の活性評価(抗腫瘍活性など)
宮本 理人:香酸柑橘由来成分の活性評価(抗代謝疾患など)
柏田 良樹:香酸柑橘由来成分の構造解析
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