徳島大学の研究特集

【終了】がん化学療法中の全身性免疫炎症病態へのFusobacteriumの役割の解明と有効な支持療法および簡便なFusobacterium検出法の開発

研究期間 2019/4/1 - 2022/3/31
研究課題名 【終了】がん化学療法中の全身性免疫炎症病態へのFusobacteriumの役割の解明と有効な支持療法および簡便なFusobacterium検出法の開発
カテゴリー 全てのクラスター研究クラスター一覧医学終了した研究クラスター臨床歯学
SDGs 3.保健 12.生産・消費 17.実施手段
応募課題
クラスター長氏名 中村 信元(大学院医歯薬学研究部、血液・内分泌代謝内科学、助教)
所属する研究者氏名 中村信元 徳島大学大学院医歯薬学研究部 血液・内分泌代謝内科学・助教
日野出大輔 徳島大学院医歯薬学研究部 口腔保健衛生学分野・教授
福井誠 徳島大学院医歯薬学研究部 口腔保健衛生学分野・講師
藤猪英樹 徳島大学院医歯薬学研究部 口腔微生物学分野・教授
村上圭史 徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔微生物学分野・准教授
天眞 寛文 徳島大学大学院口腔科学教育部 口腔顎顔面矯正学分野・特任助教
研究概要

がんの発症や化学療法における口腔内細菌叢の役割は十分には明らかになっていない。我々はFusobacterium nucleatumが発熱性好中球減少症の発症に寄与することを見いだした。本研究では、Fusobacterium nucleatumに着目し、化学療法や造血幹細胞移植時の全身性感染症やGVHDなどの炎症惹起、血管内皮障害、がん微小環境等に対する影響の実態を明らかにするとともに、Fusobacteriumを定量する簡便な測定系の開発を目指す。特に、患者からの口腔内細菌や唾液の採取によるFusobacteriumの各種病態との関連の検討や、がん微小環境におけるFusobacteriumの各種細胞に対する影響のin vitro での検討、ELISA 法による抗Fusobacterium nucleatum抗体の測定系の構築、ハイブリドーマの作成による抗Fusobacterium nucleatum特異抗体の精製と迅速半定量法の樹立を目指す。本研究によりFusobacteriumの化学療法時のヒトへの影響の全貌解明と、より効果的な支持療法、効率的な化学療法の開発に繋げる。

研究概要図


※画像をクリックするとPDFが開きます。

研究者の役割分担
次世代ひかりトクシマ 競争と共創 徳島大学博士課程からの招待状 ひかり・うずしおプロジェクト 共創の場拠点 SDGs 大学産業院 研究支援・産官学連携センター OTSUCLE logo