徳島大学の研究特集

同一降水イベント試料を用いた国内人為起源物質の寄与推定法の開発

研究期間 2023/10/2 - 2026/3/31
研究課題名 同一降水イベント試料を用いた国内人為起源物質の寄与推定法の開発
カテゴリー 全てのクラスター研究クラスター一覧登録クラスター理学化学
SDGs 13.気候変動 14.海洋資源 15.陸上資源
応募課題

ミッション実現クラスターと融合し、社会実装や基礎研究の更なる推進につながる研究課題

防災

クラスター長氏名 山本 祐平(大学院社会産業理工学研究部、理工学域、講師)
所属する研究者氏名 今井 昭二(大学院社会産業理工学研究部・理工学域・教授)分析化学、環境化学
竹内 政樹(大学院医歯薬学研究部・薬学域・准教授)分析化学、環境化学
水口 仁志(大学院社会産業理工学研究部・理工学域・准教授)分析化学
研究概要

国内外で排出された人為起源物質は降水に取り込まれて地上および海洋に沈着する。人為起源物質の影響評価と対策のために、降水中の国内と国外の物質の寄与を識別する必要があるが通常の化学分析では識別は困難である。これは化学成分濃度が降水量によって増減するため、評価尺度として機能しづらいためである。本研究では同一降水イベントで複数の地点から降水を採取することで、擬似的にバックグラウンドが同じで国内からの寄与で化学組成に差異が出たと仮定できる試料を用意し、そこにキーリングプロットと呼ばれる軽元素同位体比で利用されている解析手法を適用し、国内からの人為起源物質の寄与を求めることを試みる。大気汚染の防止という観点から広義には防災クラスターとの融合が見込まれる。

研究概要図


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研究者の役割分担 山本 祐平(大学院社会産業理工学研究部・理工学域・講師):総括、質量スペクトル分析 重金属濃度・同位体分析、データ解析
今井 昭二(大学院社会産業理工学研究部・理工学域・教授):原子スペクトル分析 有害金属元素
竹内 政樹(大学院医歯薬学研究部・薬学域・准教授):HPLC-IC 分析 無機イオン
水口 仁志(大学院社会産業理工学研究部・理工学域・准教授)):熱分解 GC-MS 分析 ポリマー・有機物分析
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