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【重点クラスター No.1702003】講演会が開催されました。(2018年4月25日開催)

平成30年4月25日に講演会を下記のとおり開催致しました。

■開催概要

日 時: 平成30年4月25日(水)14:00~15:00kouen.png
会 場: 徳島大学 常三島キャンパス 共通講義棟 K404
演 題: 「グラフェンを用いたバイオセンサの最前線」
演 者: 小野 尭生(おの たかお)先生
     大阪大学 産業科学研究所 半導体量子科学研究分野 助教
主 催: 平成29年度重点クラスター
           「グラフェニクスのための高感度センサ・テラヘルツ
      光発光素子の開発」
参加人数: 41人

■主な内容

 グラフェンを用いたバイオセンサ応用の研究は世界中で進められており、医工連携を念頭に置いた最前線の研究内容を知って頂くため、大阪大学産業科学研究所の小野尭生先生に、人感染能力を有するに至った鳥インフルエンザウイルスのグラフェン電界効果トランジスタを用いた検出に関してご講演頂きました。

 セミナーには教職員、研究員、企業、学生等、総勢41名の参加があり、最新研究の動向に対する関心の高さがうかがえました。
 ご講演ではインフルエンザウイルス検出の基礎やその方法など詳細に紹介して頂き、さらに最近企業との共同開発による非常に小型な検出システムのデモ紹介など実用化を念頭に置いたシステム開発、今後はエジプトなど実際に被害の出ている地域での検出予定などを紹介頂きました。たくさんの質問がでたことからも非常に関心の高い研究結果であったと思います。

 このような工学の技術、医療分野の要望を合致させた研究は、今後の医工連携には欠かせないと考えられ、非常に参考になった研究発表でした。

(報告者:大学院社会産業理工学研究部 理工学域 電気電子系 大野恭秀)

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